荒尾市議会 2014-12-04
2014-12-04 平成26年第5回定例会(5日目) 本文
とされるほど蔓延しているのは、国の責めに帰すべき事由によるものであるというこ
とは、肝炎対策基本法や「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第IX因子製剤に
よるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」、「特定
B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」でも確認されていると
ころであり、国の法的責任は明確になっている。
ウイルス性肝炎患者に対する
医療費助成は、現在、肺炎治療特別促進事業として実
施されているが、対象となる医療がB型・C型肝炎ウイルスの減少を目的とした抗ウ
イルス療法であるインターフェロン治療と、B型肝炎の核酸アナログ製剤治療に限定
されているため、
医療費助成の対象から外れている患者が相当数にのぼる。特に、肝
硬変・肝がん患者は高額の医療費を負担せざるを得ないだけでなく、就労不能の方も
多く、生活に困難を来たしている。
また、現在は肝硬変を中心とする肝疾患も身体障害者福祉法上の障害認定(障害者
手帳)の対象とされているものの、医学上の認定基準がきわめて厳しいため、亡くな
る直前でなければ認定されないといった実態が
報告されるなど、現在の制度は肝炎患
者に対する生活支援の実効性を発揮していないと指摘がなされているところである。
他方、特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法の制定時(平
成23年12月)には、「とりわけ肝硬変及び肝がんの患者に対する
医療費助成を含む
支援の在り方について検討を進めること」との附帯決議がなされている。しかし、国
においては肝硬変・肝がん患者に対する
医療費助成を含む生活支援について、何ら新
たな具体的措置を講じていない。
肝硬変・肝がん患者は毎日120人以上の方が亡くなっており、
医療費助成を含む
生活支援の実現は一刻の猶予もない課題である。
よって、本市議会は下記の事項を実現するように強く要望する。
記
1.ウイルス性肝硬変・肝がんに関する
医療費助成制度を創設すること。
2.身体障害者福祉法上の肝機能障害による身体障害者手帳の認定基準を緩和し、患
者の実態に応じた認定制度にすること。
以上、
地方自治法第99条の
規定により、
意見書を
提出する。
平成26年12月4日
荒尾市議会
あて先
参議院議長 衆議院議長
内閣総理大臣
厚生労働大臣
以上でございます。よろしくお願いをいたします。
────────────────────────────────
39
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) お諮りいたします。本
意見書案は各会派の
共同提案でありますので、
質疑、
委員会付託及び
討論を省略することを
議会運営委員会において申し合わせております。これに御
異議ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
40
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) 御
異議なしと認めます。よって、本
意見書案の
質疑、
委員会付託及び
討論は省略することに決しました。
採決いたします。本
意見書案については、
原案のとおり決するに御
異議ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
41
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) 御
異議なしと認めます。よって、本
意見書案は
原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────────
日程第14
意見書第13
号青少年健全育成基本法の制定を求める
意見書案
(百田才太君外4名
提出)
42
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
日程第14、
意見書第13
号青少年健全育成基本法の制定を求める
意見書案を
議題といたします。
意見書案文は後刻、印刷配付することを
議会運営委員会で申し合わせておりますので、御了承願います。
意見書案の
趣旨弁明を求めます。21番百田才太議員。
〔21番百田才太君
登壇〕
43:◯百田才太君 ◯百田才太君
趣旨弁明を行います。
意見書第13
号青少年健全育成基本法の制定を求める
意見書。
上記の
意見書を別紙のとおり、
会議規則第13条第1項の
規定により
提出いたします。
平成26年12月4日
提出
提出者 市議会議員 百 田 才 太
賛成者 〃 島 田 稔
〃 〃 中 尾 富 枝
〃 〃 百 田 勝 義
〃 〃 浜 崎 英 利
青少年健全育成基本法の制定を求める
意見書
提案理由。明日の社会を担う青少年の健全育成のためにも、「家庭の価値」を基本理
念に据えた青少年健全育成法の制定を、国に対して強く求めたいからであります。
青少年健全育成基本法の制定を求める
意見書
明日の社会を担う青少年の健全育成は、すべての国民の願いであります。しかしな
がら、今日、我が国の相継ぐ少年の凶悪事件等から見られるように、青少年の荒廃は
深刻な事態に直面しています。その要因として、頻発する児童・幼児虐待事件等に象
徴される家庭の崩壊、また、倫理・道徳教育を排し、人間形成の場としての役割を果
たしてこなかった学校の問題も指摘されています。とりわけ、地域社会において露骨
な性描写や残虐なシーンを売り物にする雑誌、ビデオ、コミック誌等をはじめとする、
性産業の氾濫、テレビの有害番組の問題等に加え、インターネット・携帯電話等の情
報通信の発展とともに、新しい有害環境の出現も指摘されています。
この社会の現状をみるとき、青少年の荒廃は、我々大人が「青少年を見守り、支援
し、時に戒める」という義務を果たさなかったゆえの結果と言わざるを得ません。
これらの問題に対して、各都道府県の「青少年健全育成
条例」が対処し、一定の成
果は上げてきましたが、今日ではその限界が指摘されています。今、求められている
のは、青少年健全育成に対する基本理念や方針などを明確にし、有害環境から青少年
を守るための国や地方公共団体、事業者、そして、保護者等の責務を明らかにし、こ
れよる一貫性のある包括的、体系的な法整備であります。特に、「健全な青少年は健全
な家庭から育成される」という原点に立ち返り、「家庭の価値」を基本理念に据えた青
少年健全育成法の制定が必要であると考えるのであります。
以上、
地方自治法第99条の
規定により、
意見書を
提出いたします。
平成26年12月4日
荒尾市議会
あて先
参議院議長 衆議院議長
以上でございます。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
────────────────────────────────
44
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
趣旨弁明は終了いたしました。
質疑を許します。
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
45
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件の
委員会付託は、
会議規則第36条第3項の
規定により、
議会運営委員会において省略することを申し合わせております。これに御
異議ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
46
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件の
委員会付託は省略することに決しました。
これより
討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
47
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
討論なしと認めます。
採決いたします。
本件の採決は、
起立により行います。本
意見書案については、
原案のとおり決するに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
48
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
起立多数であります。よって、本
意見書案は
原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────────
日程第15
意見書第14号「女性が輝く社会」の実現に関する
意見書案
(
百田勝義君外6名
提出)
49
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
日程第15、
意見書第14号「女性が輝く社会」の実現に関する
意見書案を
議題といたします。
意見書案文は後刻、印刷配付することを
議会運営委員会で申し合わせておりますので、御了承願います。
意見書案の
趣旨弁明を求めます。12番
百田勝義議員。
〔12番
百田勝義君
登壇〕
50:◯
百田勝義君 ◯
百田勝義君
趣旨弁明を行います。
意見書第14号「女性が輝く」社会の実現に関する
意見書。
上記の
意見書案を別紙のとおり、
会議規則第13条第1項の
規定により
提出する。
平成26年12月4日
提出
提出者 市議会議員 百 田 勝 義
賛成者 〃 島 田 稔
〃 〃 橋 本 誠 剛
〃 〃 谷 口 繁 治
〃 〃 中 尾 富 枝
〃 〃 野 田 ゆ み
〃 〃 浜 崎 英 利
「女性が輝く社会」の実現に関する
意見書
別紙添付
提案理由。我が国が世界で最も「女性が輝く社会」を実現していくための施策を、
国及び政府に対して強く求めたいからである。
「女性が輝く社会」の実現に関する
意見書
政府は、女性の活躍を成長戦略の柱の一つと定め、「2020年に指導的地位に占め
る女性の割合30%」との目標を掲げ、「女性活躍担当相」を創設した。また、通常国
会には、「女性の活躍推進法案」を
提出し、その取り組みの推進を「国や地方自治体の
責務」と位置づけ、仕事と家庭の両立を図る環境整備などに向けた基本方針を国が策
定するとした。そのうえで、国や地方自治体に加え、従業員が300人を超える企業・
団体に対し、女性管理職の割合や女性の採用比率、女性の勤続年数といった項目につ
いて状況把握・分析し、改善すべき事項等に関しての数値目標を盛り込んだ行動計画
を定めて、これを公表することを義務づけることとした。加えて、国は公共工事の実
施や物品の調達などに当たって、女性の登用に積極的に取り組んでいる企業・団体へ
の発注の機会をふやす(男女共同参画等の項目の設定)としている。
今後、我が国が世界で最も「女性が輝く社会」を実現していくためには、こうした
取り組みを確実に進めつつ、一層、加速化していかなければならない。
よって、下記の事項について適切な措置を講じられるよう強く要望する。
記
1.「2020年に指導的地位に占める女性の割合30%」との目標について、民間に
先駆けて政府、国会、地方自治体がより早急に率先して取り組み、毎年その進捗
状況について公表すること。
2.女性が幅広い分野で活躍できるよう、職場復帰等の支援や起業支援、在宅テレワ
ークの推進など、女性が働きやすい環境整備のための安定雇用など支援措置を創
設すること。
3.家庭生活と仕事を両立できるよう、育児・介護休業制度の抜本的見直しや、子ど
も・子育て支援新制度、放課後子ども総合プランを着実に実施し、同一労働にも
かかわらず男女間に生じる賃金格差の実質的な解消のために必要な措置を早急に
講じること。
4.働く女性が妊娠・出産を理由にした不利益な対応やいやがらせを受ける「マタニ
ティー・ハラスメント(マタハラ)」の撲滅に向け、企業などに対しマタハラを防
ぐ行動計画の策定を義務付けること。
5.子どもの医療や教育に係る財政的支援や、子育て世帯に対する住宅支援など、子
ども・子育て環境の
充実に向けて予算・税制を抜本的に見直すこと。
6.「女性の健康の包括的支援法」の制定、女性特有の疾病予防対策、不妊治療・不育
症に対する助成の
拡充など幅広い支援を一層
拡充すること。
以上、
地方自治法第99条の
規定により、
意見書を
提出する。
平成26年12月4日
荒尾市議会
あて先
参議院議長 衆議院議長
内閣総理大臣
女性活躍担当大臣 財務大臣 厚生労働大臣
経済産業大臣 国土交通大臣
文部科学大臣
総務大臣
以上でございますが、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
────────────────────────────────
51
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
趣旨弁明は終了しました。
質疑を許します。
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
52
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件の
委員会付託は、
会議規則第36条第3項の
規定により、
議会運営委員会において省略することを申し合わせております。これに御
異議ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
53
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件の
委員会付託は省略することに決しました。
これより、
討論に入ります。通告がありますので、これを許します。18番小川堯利議員。
〔18番小川堯利君
登壇〕
54:◯小川堯利君 ◯小川堯利君 提案されている
意見書に対し、反対をする立場から
討論を行います。
男女平等の発想のない、「女性が輝く社会」の実現に関する
意見書案提出に反対の立場から
討論を行います。
意見書案に書かれているように、安倍自・公政権は、「女性の活躍」を成長戦略の柱の一つとし、女性活躍担当相を新設し、臨時国会には女性の活躍推進法案を
提出、仕事と家庭の両立を図る環境整備などに向けた基本方針を策定するとしています。
ところで、今、
日本の雇用者数の43.3%を女性が占め、その数は2400万人にのぼります。しかし、女性労働者の賃金は、非正規も含めると男性の半分です。管理職の女性比率は、わずかに11.2%にすぎません。採用や配置も男女で偏りがあり、妊娠・出産後に6割が退職しております。「女性の活躍」というなら、こうした問題の解決や、男性と比較して大きな格差と差別をなくすことこそ要の問題ではないでしょうか。
ところが、安倍自・公政権の「女性の活躍推進」は男女平等のためにではなく、女性を都合よく活用し、利用しようとする財界の主張そのままであります。これでは、女性の期待にも願いにも応えられないということで、「男女がともに活躍できる社会」という
日本共産党の女性政策を提案しております。提案されている
意見書案には、基本になる憲法第14条の男女平等、男女同権の言葉が全くなく、誰かが「してあげる」という発想のもとにつくられています。これでは、男女平等・同権は実現しません。
日本共産党は、働く女性への差別を解決し、男女がともに活躍できる社会を実現するために、次の6点を提案します。
1、働く女性への差別を是正し、均等待遇を実現します。2、子どもを産み育てながら働き続けられる社会条件をつくります。3、深刻な女性の貧困問題の解決を図ります。4、女性の人権を尊重し、法律上の差別的な
規定を見直し、是正します。5、
日本軍慰安婦問題の解決に、国際的責任を果たします。6、あらゆる意思決定の場に女性の平等な参加を保障していきたい。
以上の理由を延べて、
意見書案の採択に反対をいたします。以上です。
55
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) ほかに
討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
56
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
討論なしと認めます。
採決いたします。
本件の採決は、
起立により行います。本
意見書案については、
原案のとおり決するに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
57
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
起立多数であります。よって、本
意見書案は
原案のとおり可決することに決しました。
────────────────────────────────
日程第16
意見書第15号米の需給・価格安定対策及び需要拡大を求める
意見書案(
俣川勝範君外6名
提出)
58
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
日程第16、
意見書第15号米の需給・価格安定対策及び需要拡大を求める
意見書案を
議題といたします。
意見書案文は後刻、印刷配付することを
議会運営委員会で申し合わせておりますので、御了承願います。
意見書案の
趣旨弁明を求めます。13番
俣川勝範議員。
〔13番
俣川勝範君
登壇〕
59:◯
俣川勝範君 ◯
俣川勝範君
趣旨弁明を行います。
意見書第15号米の需給・価格安定対策及び需要拡大を求める
意見書。
上記の
意見書案を別紙のとおり、
会議規則第13条第1項の
規定により
提出する。
平成26年12月4日
提出
提出者 市議会議員 俣 川 勝 範
賛成者 〃 島 田 稔
〃 〃 橋 本 誠 剛
〃 〃 谷 口 繁 治
〃 〃 中 尾 富 枝
〃 〃 野 田 ゆ み
〃 〃 浜 崎 英 利
米の需給・価格安定対策及び需要拡大を求める
意見書
別紙添付
提案理由。米の需給と価格の安定及び需要拡大対策を、政府に対して強く求めたいか
らである。
米の需給・価格安定対策及び需要拡大を求める
意見書
米政策等の見直しによる農政の転換を迎える中、
平成26年産米を取り巻く環境は、
25年産米の持ち越し在庫の発生や米の需要減少などを要因とした主食用米の需給緩
和により、米価の下落が危惧される。先に発表のあった全国の26年産米の概算金は
各銘柄とも大幅に引き下げられており、今後も需給が改善されず価格低迷が続けば、
再生産に必要な採算ラインを割ることも懸念され、農業経営への影響は避けられない。
政府においては、米の需給と価格の安定及び需要拡大対策に取り組まれるよう強く
望むとともに、担い手の経営安定や、国民への食糧の安定供給、農業が担っている多
面的機能の維持や地域活性化を図る上で必要な対策として、下記の事項について適切
な措置を講じられるよう強く要望する。
記
1.収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)及びナラシ移行のための円滑化対策につい
ては、26年産の発動に備え十分な予算を確保するとともに、交付金を早期に支
払うよう措置すること。
2.需要に応じた生産に取り組む稲作農家が、将来にわたって持続的かつ安定的な経
営ができるよう、収入保険制度の早期創設、制度資金の
拡充など万全なセーフテ
ィネットを構築すること。
3.飼料用米の生産拡大を図るために、乾燥・保管施設の整備や流通体制の強化支援、
また「水田活用の直接支払交付金」などの必要な予算を確保すること。
4.米の需給改善のため、主食用米の消費拡大や米粉用米などの非主食用米の利用拡
大を図るとともに、本格的な輸出促進対策を講じること。
以上、
地方自治法第99条の
規定により、
意見書を
提出する。
平成26年12月4日
荒尾市議会
あて先
内閣総理大臣 農林水産大臣
以上でございますが、議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
────────────────────────────────
60
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
趣旨弁明は終了しました。
質疑を許します。
質疑はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
61
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件の
委員会付託は、
会議規則第36条第3項の
規定により、
議会運営委員会において省略することを申し合わせております。これに御
異議ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
62
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) 御
異議なしと認めます。よって、
本件の
委員会付託は省略することに決しました。
これより、
討論に入ります。通告がありますので、これを許します。18番小川堯利議員。
〔18番小川堯利君
登壇〕
63:◯小川堯利君 ◯小川堯利君
委員会で、やっぱり私一人が反対しましたので、反対
討論を行います。
米価を暴落させ、基幹産業の農業・農家をつぶす安倍自・公政権に対する、米の需給・価格安定対策及び需要拡大を求める
意見書案の
提出に反対する立場から
討論を行います。
「過剰米処理など緊急対策を。」、「再生可能な米価を。」は、農家や地方の悲痛な叫びとなっています。この訴えに応えることは、政府の責任ではないでしょうか。米価暴落を放置し、TPP交渉に参加、農協、農業
委員会の解体を迫ることは一体のものであります。
意見書案は、これを補助するものになっていないでしょうか。
安倍政権は、「米価は市場で決まるもの。」と繰り返し、暴落に苦しむ農家に何の対策もとろうとしません。それどころか、昨年まで米農家に10アールあたり1万5000円出していた交付金をばっさり半減、安倍政権が強行した消費税増税や円安による燃料・資材費などの高騰も加わり、米農家にとっては二重三重の打撃であります。「何が所得倍増か。」、「何が地方創生か。」、こういう怒りは当然であります。こんな農政を続けていては、米づくりも農家も守ることができません。
国民の主食である米の需給と価格の安定は政府の責任であります。アメリカ政府は、主な農産物の価格が暴落した場合に生産費との差額を補てんする制度をつくり、農家経営を守っています。2007年に米価が大暴落したとき、
日本政府は過剰米の処理など一定の対策をとりました。
日本共産党は「再生産可能な米価」の実現、農家が安心して農業に励める条件を整えるために全力を尽くします。
当面、過剰米の市場隔離など、政府の責任で米需給安定を図りたい。
二つ目に、米直接支払交付金の半減措置を撤回し、昨年と同額にすること。
三つ目に、米に過去3年間平均の米生産費と販売価格との差額を補てんする不足払い制度を創設すること。
四つ目に、米の生産調整に政府が責任を持ち、水田活用交付金の
充実などで、米以外の作物の成り立つ条件を抜本的に整えること。
五つ目に、国内産を圧迫しているミニマム・アクセス米の義務輸入を中止すること。
「TPP断固反対、うそをつかない」という自民党の公約、8割を超える地方議会の反対の声を踏みにじって交渉に参加した安倍自・公政権。「重要農産物は守る。」と言いながら、牛肉関税の大幅削減などアメリカに屈伏して次々に譲歩、TPPの
危険性はいよいよ明白です。農業・農村を破壊し、食の安全や医療を脅かし、
日本を丸ごとアメリカに売り渡す安倍内閣の亡国の企てに、断固反対します。
「企業がいちばん活躍できる国づくり」を公言する安倍政権。家族農業とその共同を基本とする戦後農政を覆し、企業の農業・農地進出を促進し、農協や農業
委員会の解体にも乗り出しています。企業利益や効率を優先する規制改革会議などの、財界代表の
意見を取り入れたものであります。大多数の農業を切り捨てる農政では、
農山村の荒廃は広がるばかりです。
以上を述べまして、提案されている
意見書案に反対する理由とし、
討論を終わります。以上です。
64
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) ほかに
討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
65
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) これにて、
討論は終結いたしました。
採決いたします。
本件の採決は、
起立により行います。本
意見書案については、
原案のとおり決するに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
66
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
起立多数であります。よって、本
意見書案は
原案のとおり可決することに決しました。
なお、可決されました
意見書の字句、その他整理については、議長に御一任願います。
────────────────────────────────
日程第17調査事項の付託
67
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君)
日程第17、調査事項の付託についてを
議題といたします。
各
常任委員長及び議会運営
委員長から、
会議規則第109条の
規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、所管事項について
閉会中継続調査の
申し出があります。
お諮りいたします。各
常任委員長及び議会運営
委員長からの
申し出のとおり決するに御
異議ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
68
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) 御
異議なしと認めます。よって、各
常任委員長及び議会運営
委員長からの
申し出のとおり、所管事項について
閉会中の継続調査に付すことに決しました。
────────────────────────────────
69
:◯議長(迎
五男君)
◯議長(迎
五男君) 以上で、
平成26年第5回市議会の付議事件は全て議了いたしましたので、これにて
閉会いたします。
午前11時03分
閉会
地方自治法第123条第2項の
規定によりここに署名する。
平成 年 月 日
荒尾市議会 議 長 迎 五 男
議 員 島 田 稔
議 員 菰 田 正 也...